過去・現在・未来

大正八年にアインシュタインが来日。下記は その時のメッセージ

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近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。万世一系の天皇を戴いていることが今日の日本を有らしめたのである。

 私はこのような尊い国が世界の一ヶ所位なくてはならないと考えていた。

 世界は未来に進むだけ進み、その間幾度か争いが繰り返されて最後に戦いに疲れる時が来る。その時人類は、まことの平和を求めて世界的な盟主なるものは、武力や金力ではなくあらゆる国の歴史を抜き越えたもっとも古く尊い家柄でなくてはならぬ。世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する。我々に日本という尊い国を作っておいてくれた事を!

 又、日本の家族制度ほど尊いものはない。

 欧米の教育は個人が生存競争に勝つ為のもので、辺り構わぬ闘争が行われ、極端な個人主義となり、働く目的は金と享楽の追求のみになった。家族の絆はゆるみ、芸術や道徳の深さは日常生活から離れてしまっている。厳しい生存競争によって共存への安らぎは奪われ、唯物主義の考え方が支配的となり人々の心を孤独にしている。

 

 日本は個人主義はごく僅かで法律保護に薄いが、世代にわたる家族の絆は固く、互いの助け合いによって人間本来の善良な姿と優しい心が保たれている。有り難いことにこの尊い日本の精神が地球に残されていたのである。」


 

 

 2018年は、元号が明治と改元されてから満150年にあたる。

 

 明治という時代は、日本や東アジアをめぐる国際環境が激変するなかで、日本が欧米列強との対等な関係をめざして近代国家への転換を推し進めていった時代。

 

 新国家の建設が始まって間もない1871年、欧米諸国との交際や外交交渉、海外事情の視察を目的として派遣されたのが岩倉使節団。

 

この時期 足立家は曾祖父足立至徳が、小平家は曾祖父小平惣八が新しい時代に対応すべく活躍始めた時期でもある。

 

 公文書館の「アジア歴史資料センター」で公開している「岩倉使節団」資料に当時の欧米、東アジア、日本の歴史年表対比がなされている。